2016年10月28日取材
シティタワー恵比寿 (住友不動産)
インプレッション1——住みたい街ランキングで第1位の「恵比寿」物件である

「シティタワー恵比寿」は、来年春以降に分譲が始まる予定の都心超高層タワーマンション。この年末年始頃から事前案内会が始まる予定で、取材時点(16年10月末)では、まだ決まっていないことが多い。にもかかわらず、いち早く取り上げるのは、注目の物件であるからに他ならない。

「シティタワー恵比寿」の第一の注目点、それはJR山手線ほか4路線が利用できる「恵比寿」駅を最寄りとする立地であることだ。あの「恵比寿」物件なのである。

あの「恵比寿」とは、近年、各種の「住みたい街ランキング」で第1位をとっている注目の街・恵比寿、という意味である。

従来、住みたい街ランキングで第1位の常連だったのは、都下の吉祥寺。そして、自由が丘も上位にランクイン。吉祥寺か自由が丘が、「住みたい街」の双璧、という時代が長く続いていた。

ところが、2年ほど前から「恵比寿」が首位を奪取。今や、住みたい街ランキングの新しい顔になりつつある。

注目の街ではあるが、この恵比寿では新築分譲マンションがなかなか出てこない。特に、大規模マンション、超高層タワーマンションといった魅力の多いマンションが途絶えていた。

「住みたい」と思う人が多くても、実際に購入したくなる新築分譲マンションが極めて少ない場所だったわけだ。

その「住みたい街」恵比寿で、超高層大規模マンションが新規分譲される。建設地周辺は既存の住宅地であり、大きなマンション用地の取得が非常に困難なエリアである。

今回は難しい土地の取りまとめができて、やっと大規模タワーマンションが建設されることになった。これは、大変な出来事だと、事前案内会が始まるかなり前に取材を敢行。現時点で決まっていることを調べてきた。

その限られた情報をお知らせしたい。

インプレッション2——建設地は「恵比寿」駅から徒歩7分で、JR 山手線の内側

「シティタワー恵比寿」の建設地は、JR「恵比寿」駅の東口側。JR山手線の内側エリアに位置し、「恵比寿」駅東口から徒歩7分の場所である。

その建物は、地上23階建て全310戸の大規模となる。

2020年東京五輪に向けて地価上昇の続く山手線内側(都心)エリアで、大規模マンションは希少、地上20階を超える超高層マンションも珍しい。つまり、「シティタワー恵比寿」は、山手線内側で新規分譲される希少な超高層・大規模マンションでもあるわけだ。その価値は大きい。

加えて、建設地周辺にも注目すべき特性がある。

じつは、建設地周辺には、意外といえるほどお店が多い。食料品店、酒屋、花屋など多様な個人商店が多く、銀行、郵便局も多く賑わいを見せている。もちろん、飲食店も豊富。そのなかには、都心の隠れ家的有名店もあり、タレントなど有名人を見かけたりする。そんな場所柄から「奥恵比寿」という名前も付けられている。

「奥」というほど駅から離れていないが、隠れ家的な場所で、奥が深いという意味も込められているのだろう。

実際、「シティタワー恵比寿」建設地が備える立地特性は奥が深い。それについては、項を改めて解説したい。

インプレッション3——白金高輪、渋谷に隣接することの価値にも注目

「シティタワー恵比寿」建設地は、城南エリアで白金高輪エリアに近い。江戸時代には大名の下屋敷が集まっていた白金高輪エリア。その落ち着いた住宅エリアの住人たちが昔から買い物や外食に来ていた場所、それが“奥恵比寿”なのだろう。だから、商店や飲食店が多いのではないか。そして、白金高輪につながる住宅地の趣があることも、同マンションの立地特性といえる。

もうひとつ、「恵比寿」駅周辺には、他にない立地特性がある。それは、「渋谷」駅のお隣であるということ。それが意味することを説明しよう。

現在、「渋谷」駅周辺では規模の大きな再開発が行われ、新しい街に生まれ変わろうとしている。その新しい「渋谷」駅周辺に新築分譲マンションが生まれることは考えにくい。「渋谷」駅周辺はオフィスと商業のエリアとなるはずだ。

となると、住宅エリアとして注目されるのは、「渋谷」の隣駅、「恵比寿」の周辺……これは、私の予測である。しかし、「住みたい街ランキング」で第1位になっていることを含め、「恵比寿」駅周辺への関心が高まっているのは事実だ。

実際、恵比寿には、住みたくなる要素がそろっている。「渋谷」と「白金高輪」が隣町であるだけでなく、実は代官山もお隣。すべてのエリアに散歩感覚で遊びに行ける場所なのだ。

加えて、JR山手線とJR埼京線。JR湘南新宿ライン、そして東京メトロ日比谷線も利用できるため、都心各地へのアクセスも良好。極めて利便性が高いのも「恵比寿」の魅力である。

その恵比寿に建設される希少な超高層タワーマンションが「シティタワー恵比寿」である。要注目の理由がおわかりいただけるだろう。

インプレッション4——安定感のある建物で、制震構造を採用。住戸バリエーションも豊富になる計画

「シティタワー恵比寿」の建物は、地上23階建て全310戸の超高層大規模マンションで、地震の揺れを収束さえる制震構造を採用。安定感のあるどっしりした建物形状となるため、地震には強いマンションになると考えられる。

全310戸という大規模のスケールメリットを活かし、共用施設が充実するのも特徴だ。ゲストルームやパーティルームが設けられる計画という。ただし、共用施設を充実させても、管理費は極力抑える方向で計画が進んでいる。

1LDKから専有面積の大きな3LDKまで住戸バリエーションが豊富になる計画で、幅広い層が検討できるだろう。

建設地周辺を歩くと、周囲には14階建て程度の建物が多いため、上層階は都心方向への眺望が抜ける住戸が多くなるはずだ。「恵比寿」駅周辺では、今のところ新たな再開発計画はなく、同マンションも再開発で建設されるものではない。そのことは、この先も「恵比寿」駅周辺では、大規模超高層タワーマンションが新築分譲される可能性が極めて少ないことを意味している。

「シティタワー恵比寿」は、「恵比寿」駅周辺で超高層マンションを購入する希少なチャンスでもある。その意味でも、要注目のマンションということができる。

※シティタワー恵比寿は、取材時点で分からないことが多い。今後、取材を続けて補足してゆきたい。