2017年4月13日取材
グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷 (日本エスコン)
インプレッション1——全25戸に対し1800件以上の資料請求が来ている注目物件である

4月8日に販売センターをオープンさせた「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」は総戸数25戸で、決して目立つ物件ではない。にもかかわらず、4月13日の取材時点で1800件を超える資料請求が来ていた。

多くの人が関心を示しているわけだ。

その理由は、注目点の多い立地にあると考えられる。といっても、六本木や青山といった有名立地のマンションではない。建設地は、渋谷区富ヶ谷一丁目。この地名を聞いて、「ああ、あそこか」と思いつく人は少ないだろう。

しかし、資料請求を行った1800組以上の人たちのなかには、「富ヶ谷一丁目」という地名に反応した人が多かったはずだ。富ヶ谷という地名は、じつは知る人ぞ知る都心の住宅地名なのである。

その点から、「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」の特徴を解き明かしたい。

インプレッション2——松濤、神山町に連なる“奥渋谷”エリアで、落ち着きと開放感ある立地が特徴

渋谷区富ヶ谷には、別の呼び名がある。それは、「奥渋谷」。もしくは奥渋エリアと呼ばれることがある。渋谷の奥という意味で、松濤、神山町と富ヶ谷をまとめて、「奥渋谷」のエリアとなる。

松濤、神山町、富ヶ谷は、いずれも住宅地としての歴史が長い。富ヶ谷には江戸時代に鍋島藩の広大な敷地があり、現在はニュージーランド大使館をはじめ、多くの外国大使館が所在し、広い敷地の一戸建ても目立つ。渋谷の東急百貨店からほど近い場所なのに、閑静な住宅ゾーンが形成されている。そして、近年はお洒落なレストランやブティックが続々オープンし、「ツウの人たちが集まる隠れ家的な場所」という意味も込めて、奥渋谷や奥渋という呼び名が生まれたのだと私は理解している。

その奥渋谷の一画に、「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」は建設される。これは、同マンションの大きな注目点となる。

インプレッション3——利便性と環境という相反する2つの要素を併せ持つ立地でもある

マンションの立地で重要なのは、「利便性」だけではない。周囲の落ち着きや採光のよさ、開放感など「住環境のよさ」も気になるところ。しかし、この「住環境のよさ」は必ずしも「利便性の高さ」と両立しない。都心部や駅に近い場所など「利便性の高い」場所は背の高い建物が密集し、交通量の多い道路に接するなど、がまんしなければならないことが生じがちであるからだ。

その点、「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」の立地には、大きな利点がある。

まず、松濤、神山町に連なる奥渋谷エリアで、代々木公園も近い。落ち着いた住環境を特徴とする場所だ。建物の南側は第一種低層住居専用地域。高さ制限が厳しく、一戸建てを中心とした住宅エリアが形成される。標高33mの高台に位置することもあり、地上12階、地下1階建ての「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」は採光、見晴らしのよい住戸が中心となる。

それでいて、東京メトロ千代田線「代々木公園」駅と小田急線「代々木八幡」駅が共に徒歩5分。さらに、「渋谷」駅周辺を生活圏にできるという利便性の高さもある。

現在、「渋谷」駅周辺では規模の大きな再開発が行われ、新しい街に生まれ変わろうとしている。その新しい「渋谷」駅周辺はオフィスと商業のエリアとなるはずだ。新築分譲マンションは望みにくい。

となると、渋谷に近い住宅エリアとして奥渋谷の注目度はますます高まるのではないか。私にはそう思えてならない。

「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」は、利便性と環境という2つの要素を併せ持ち、将来性でも注目すべき要素を持ったマンションと評価される。

インプレッション4——奥渋谷でありながら、12階建て地下1階の建物である点にも注目

もうひとつ、「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」の立地には、注目すべき特徴がある。それは、松濤、神山町に建設される低層のマンションとは性格が異なるマンションである、という点だ。3階建て、4階建てといった低層マンションは、戸数が限られるため、どうしても分譲価格が高くなってしまいがち。

しかし、同マンションの建設地は奥渋谷のなかでは外周部に位置し、住宅エリアとの端境地に建設されるため、地上12階地下1階の建物が実現している。南側が第一種低層住居専用地域であるため、住戸からの見晴らしがよいのは前述してとおり。奥渋谷の外周部に位置するため、千代田線「代々木公園」駅と小田急線「代々木八幡」駅に近くなる。そして、山手通り、井の頭通りから一歩入った住宅エリアに立地するため、車の音も弱められる。

以上の立地条件から、私は「絶妙な場所に建つマンションだなあ」と思った。松濤、神山町の第一種低層住居専用地域内なら、非常に高額のマンションとなることは避けられない。奥渋谷に住んでみたいが、高額のマンションには手が出ない……そういう人にとって、「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」はちょうどよい条件を備えたマンションになるのではないだろうか。その結果、1800組もの人たちが資料請求を行ったのだと考えられた。

インプレッション5——高く評価される建物の外観とエントランス

「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」は建物にも注目点が多い。地上12階・地下1階の建物は全25戸の規模で、外壁はシックな色合いのタイル張り。公道から建物へのエントランスにもタイル張り部分が多く、自然石もふんだんに用いられる。建物に入ったところのエントランスホールも自然石とタイル張り部分が豊富で、ガラス面も効果的に配置。高級感を感じさせる外観とエントランスである。

このようにタイル、自然石、ガラスを多用する建物外観とエントランスを私は高く評価する。というのも、タイルや自然石、ガラスは経年変化を起こしにくく、風合いを増す素材。それらを多用する外観、エントランスは見る人に好印象を与えるだろう。すると、中古で売ろうとするときに好材料となりやすい。

つまり、希望通りの価格で売却しやすくなる、というが30年に及ぶ取材経験から得た私の認識。それで、タイル、自然石、ガラスを多用した外観とエントランスは資産価値に直結する部分だと考えている。

「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」は、素材を吟味し、丹精を込めて外観とエントランスをつくりあげる。それは、同マンションの大きな財産だと私は考えている。

インプレッション6——玄関前の「ホワイエ」など住みやすさの工夫も多い

「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」は1フロア2戸の構成で、全戸が角住戸タイプとなる。高台に立地し、全戸が南向きの角住戸であるため、採光に恵まれ、開放感が大きいマンションとなる計画だ。

加えて、1フロア2戸の構成であることから、特殊な工夫も採用される。それは、エレベーターに2つの出入り口を設け、専用使用できるホワイエを設けるというもの。その内容をわかりやすく説明しよう。

「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」では1フロア2戸の中央にエレベーターを配置し、エレベーターに左右2つのドアを付けている。右の住戸に住む人のためには右のドアが開き、左の住戸に住む人のためには左のドアが開く。そのエレベーターは、玄関キーをかざすことで動き出す。住戸のあるフロアに向かい、住戸向きのドアだけが開く仕組みだ。

この方式によって、住人のプライバシーとセキュリティがしっかり守られる。

そして、エレベーターを降りた場所=玄関前空間は共用の内廊下でありながら、専用使用できるという特徴も生まれる。そのため、「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」では、玄関前空間を「ホワイエ」と名付け、エアコンの設置も可能になっている。他のマンションではなかなかお目にかかれない特徴といえるだろう。

住戸内では、システムキッチンと洗面台に天然石カウンターが採用され、食器洗い乾燥機を標準設置。手洗いカウンター付きタンクレストイレ、浴室のミストサウナ、LDの天井埋め込み式カセットエアコン(一部住戸は除く)などひとクラス上の設備も標準設置される。

住みやすさを追求したマンションといえる。

売り主の日本エスコンは、これまで関西で多くのマンション分譲実績を持ち、近年、首都圏でもマンション分譲を開始。建設地を厳選し、これぞという場所で、特徴の多い物件を分譲している。そのことを示しているのが「グラン レ・ジェイド渋谷富ヶ谷」といえるだろう。

首都圏での知名度がまだ低いため、存在感を示すための場所を選び、建物に手間をかけているわけだ。