2012年9月10日取材
プラウド南砂町 (野村不動産)
インプレッション1——第1期登録即日完売について
プラウド南砂町は、わかりやすい特徴を備えたマンションである。
簡潔にまとめると、「都心に近く、買い物便利で、購入しやすい価格」……突出する三つの特徴があって、物件を理解しやすい。素直に「いいなあ」と思える。こういう直球勝負のマンションは、人に好かれる。つまり、売れ行き好調となりやすい。事実、9月9日まで行われた第1期申込登録受付で、113戸が登録即日完売となった。
実は、第1期が登録即日完売したと聞き、急いで取材に行ったのである。
取材して、ああ、これなら登録即日完売も不思議じゃない、と思えた。そう思えた最初の理由が、冒頭に述べた「わかりやすい三つの特徴」を備えていることだった。
インプレッション2——三つのわかりやすい特徴について
三つの特性をもう少し詳しくみていこう。
まず、都心に近い立地という点について。
建設地、江東区東砂7丁目は大手町から6.7km圏に位置する。不動産表記の基準である80m=1分で計算すると、「大手町」駅から歩いて1時間24分……これは、たとえ大地震などで電車がすべて止まったとしても、大手町から1時間半で帰宅可能ということを意味する。
ちなみに、普段は大手町から地下鉄東西線に乗って、最寄りの「南砂」駅まで所要時間は11分。「南砂町」駅から現地まで徒歩12分となる。都心への通勤が便利だ。これは、南砂・東陽町・清澄白河・木場といった江東区の内陸エリア全体が持つ地域特性といえる。
その江東区内にあって、買い物施設が豊富な場所に立地していること。それが、プラウド南砂町で注目される二つ目の立地特性だ。
食料品のイオン館を中心にした商業施設「トピレックプラザ」まで徒歩4分だし、106の専門店が集まる「SUNAMO」とイトーヨーカドー北砂店を中心にした「アリオ北砂」もそれぞれ自転車で5分と7分。この一帯は坂道がなく、自転車が重宝する場所で、実際自転車で買い物に出かける人が多い。
スーパーマーケットを中心にした大規模商業施設が身近に豊富であること。それは、南砂エリアの大きなアドバンテージだと私はみている。例えば、千代田区の麹町エリアや港区の麻布エリアに住んだ場合、庶民的な値段で買い物できるスーパーマーケットは身近に見当たらない。「だから、引っ越すことにした」という人もいるほど。引っ越す人が憧れるのはイトーヨーカドーやイオンなど庶民の味方となるスーパーマーケットが身近なマンションだ。
都心近くで、それらが多く存在するのが江東区。その江東区内で、プラウド南砂町は特にスーパーマーケットが身近に豊富。現地から540mの場所には、賑やかな砂町商店街までもある。極めてわかりやすい長所だろう。 通勤と買い物に便利な場所で、分譲価格は72.22m2の3LDKが3478万円から(第1期の実績)。これから分譲される第2期では70.90m2が3538万円(予定価格)などとなっている。南砂町と隣接する東陽町エリア周辺では、手が届きやすい価格設定と評価される。
人気を集めるのは当然といえるだろう。
インプレッション3——大規模のスケールメリット
プラウド南砂町には、わかりやすい長所だけでなく、プロからみて納得の長所もある。
例えば、全169戸という規模の大きさは、近年の南砂エリアでは希少。ほぼ5年ぶりではないかと思われる。スケールの大きさを生かし、エントランスロビーはひときわ立派だ。エントランスホールからガラス張りのラウンジ、ライブラリー、パーティールームを兼ねたキッズルームなど共用部分がつながる。このほかゲストルームもあり、住戸以外の部分でずいぶんと得した気分になるはずだ。
立地に関しても、「都心に近くて、買い物便利」以外の注目ポイントがある。まず、大きな通りから一歩入った立地で、静かだ。
建設地が仙台堀川公園に面し、自然が身近なのも大きな特徴。仙台堀川公園は総延長約3.7km、総面積約10.4haに及ぶ都内最大級の親水公園。

園内には緑が豊富で、全長約900mの桜並木では春に桜まつりが開催される場所でもある。カワセミも生息しており、まさに都心部に残る希少な自然といえる。
プラウド南砂町では、この仙台堀川公園からの涼風をとりいれようと、室内に風を通す工夫もある。
それほどの好立地なのに、価格面での魅力があるのはなぜか。取材すると、幸いにも土地の取得価格が抑えられたことが原因だという。プラウド南砂町は、いくつかの幸運が重なって誕生するマンションといえるだろう。
インプレッション4——専有部の堅実性について
最後に注目したいのは、住戸の内容だ。全戸ファミリータイプで、3LDKはすべて70m2以上とゆとり重視。加えて、柱の出っ張りを室外に出すアウトフレーム設計を採用して室内の有効面積を増やす工夫もある。
バルコニーの奥行は芯々で1.9m以上、最大2.3m、全戸にトランクルームが付くなど、プラスαのゆとりも注目したい。もちろん、住戸内の収納も十分。掛け布団をしまうための押入型収納スペースも高評価だ。
床暖房、保温浴槽、複層ガラスなど基本的な設備を網羅し、キッチンはディスポーザ付きに。これに加えて、24時間ゴミ出しOKとなっているため、室内が片付きやすく、ストレスのない暮らしが実現するはずである。
最後に、防災対策について。
プラウド南砂町では、1階と9階に防災倉庫を設け、停電時に安心な自家発電機を備える。建物は地上10階建てなので、十分な対応といえるだろう。
もう一つの注目すべきポイントが管理サービス。
野村リビングサポートが管理を受け持つのだが、居住者は同社の「リビングQコール」を利用できる。これは、共用部はもちろん専有部のトラブル、不具合にも24時間365日電話対応で迅速に対応してくれるもの。たとえば、キッチン水栓の水漏れ、室内ドアの開閉不具合などが起きたときに「駆けつけサービス」があり、機器の交換を伴わない30分程度の軽作業であれば無料(当初3年間)だ。
このサービスは、東日本大震災時にも効果を発揮。家具が倒れてドアが開かなくなった住戸に駆けつけるなどの対応が行われた。
このリビングQコールと建物の劣化対策等級が「3」であることも、同マンションの安心度を上げる要因となろう。
結局、プラウド南砂町は、堅実派のためのマンションといえる。都心に近いのだが、買い物便利で緑が身近、静かでもある。日々の生活を豊かにするため、住戸内のゆとりや設備機器にも工夫が凝らされる。
以上の条件を備えながら、分譲価格はリーズナブル……だから、堅実にマイホームを買おうとする人たちの人気を集めた。結局のところ、この堅実さが第1期登録即日完売の原動力になっているのではないか。そう思えてならない。