2016年5月27日取材
ルネグラン四天王寺夕陽丘 (総合地所)
インプレッション1——敷地の南側は四天王寺。その開放感はずっと変わらない

2016年の5月、これから分譲される予定のマンション「ルネグラン四天王寺夕陽丘」をいち早く取材した。理由は、注目すべき立地と注目すべきつくりのマンションであるからだ。

その立地特性は、物件名にズバリ現れている。建設地の南側は「四天王寺」。西暦593年に聖徳太子が建立したとされる名刹である。当時の大建築は、地震や洪水に強い高台に建設されるケースが多かった。四天王寺のエリアも、地盤の固い上町台地である。

つまり、「ルネグラン四天王寺夕陽丘」は、1400年以上前から安全な場所と認められていた地に建設されるという安心感がある。そして、南側が四天王寺の敷地であるため、日当たりや開放感にすぐれたマンションとなる計画である。

この「上町台地に位置」「四天王寺隣接」「敷地南側が開けている」という立地特性は、将来も変わることがないだろう。それもまた、注目すべき特徴である。

また、四天王寺周辺には公立・私立の学校が多く、文教エリアの香りがする場所。子育て環境もすぐれているわけだ。スーパーマーケットが近いなど、生活しやすい要素も備える。

全戸南向きで、その南側は四天王寺。長い歴史に触れるような立地条件で、教育機関が豊富など居住満足度を高める要素も多い。複合要素を備えており、希少性も高い。「南向きで、目の前は四天王寺です」というような立地のマンションは滅多に出るものではない。その希少性は、「ルネグラン四天王寺夕陽丘」の大きな注目点といえる。

インプレッション2——再開発が進む阿倍野・天王寺エリアも生活圏

「ルネグラン四天王寺夕陽丘」の最寄り駅は、大阪市営地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」駅。同駅から徒歩4分という近さにも注目したい。

マンションは駅に近ければ近いほど、中古で売りに出したときの値下がりがしにくい。では、「駅に近い」目安とはなにか。「駅から徒歩3分以内」であれば、間違いなく近いといえる。しかし、徒歩3分以内だと駅周辺の喧噪があり、ビルが建て込む可能性も高い。そこで、マンションの場合、「駅から徒歩5分以内」までが、「駅に近い」といえる目安だと私は考えている。

「ルネグラン四天王寺前夕陽ヶ丘」の場合、駅から徒歩4分で、四天王寺に隣接。間違いなく「駅に近い」といえるし、周囲には静かな環境が保たれている。まさに、得がたい立地である。

大阪市営地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅からは、「天王寺」駅までひと駅1分。つまり、マンションから徒歩4分+地下鉄1分で天王寺に到着する。その天王寺では「あべのハルカス」や、東急ハンズやSHIBUYA 109 ABENOがある「あべのキューズモール」、ロフトのある「and」が生まれ、街が大きく生まれ変わっている。

ちなみに、「天王寺」駅まで歩いてゆけば、18分の所要時間。自転車ならば、5〜6分だろう。休日は阿倍野・天王寺界隈で、と楽しみが広がる。

谷町線で、「東梅田」駅へは12分なので、梅田方面にも出やすい。また、「大阪上本町」駅に直結した大規模商業施設「YUFURA」まで徒歩13分という意外な立地特性もある。「ルネグラン四天王寺夕陽丘」は、日当たりがよく、静か……だけでなく、生活のしやすさ、楽しさも兼ね備えたマンションになるわけだ。

インプレッション3——高く評価される建物の質

「ルネグラン四天王寺夕陽丘」の事業主である総合地所は、大阪府内での分譲実績が多く、阿倍野でも有名なマンションを分譲している。それは、「アートアルテール コンドミニアムフロア」。マンションはホテル、商業施設が集まる複合施設「あべのmini」の上層階に位置し、天王寺駅とペディストリアンデッキで直結している。ペディストリアンデッキで見渡せば、「あべのキューズモール」の並びに建つ超高層の建物なので、すぐに分かるはずだ。

「アートアルテール コンドミニアムフロア」を分譲した総合地所にとって、「ルネグラン」は、上級クラスのブランド。四天王寺に隣接する場所でマンションを開発する機会を得たため、上級マンションをつくろうと考えたのだろう。

実際、建物完成予想図を見ると、重厚感を強く感じる。建物外壁にはタイル張り部分が多く、基壇部は石張りが多い。「伝統的な数寄屋建築をモチーフに、現代の洗練された感性が宿る意匠(デザイン)」という。確かにクラシカルな部分とお洒落な部分を併せ持つ外観だと思った。美術館や県庁、歴史あるホテルを思わせる外観といってもよい。

外観だけでなくエントランスのアプローチにも力が入れられる。まず、石積みで囲われた植栽が高級感を盛り上げ、エントランスの中に水盤(ウォーターテラス)を設置。ホールからガラス越しに見える水盤に後ろに設置する緑地からイロハモミジの姿を映す趣向だ。じつに贅沢なしつらえといえる。

建物に入ったところにあるエントランスホールは、2層吹き抜けで、灯籠をモチーフにした照明、壁一面の金属レリーフでクラシックホテルのロビーを思わせる。南面の大きな窓からは陽光が差し込み、床に井桁格子の影を移ろわせる。

これらは、四天王寺が象徴する風格ある伝統と「あべのハルカス」が代表する地域の先進性を併せ持つ「マルチカルチュアル」がコンセプトになっているという。非常に凝ったエントランス部分だ。

全61戸の戸数規模でありながら、建物にお金をかけたマンションだと評価される。

私は、このように重厚感のある建物を高く評価する。

というのも、タイル、石板、金属モチーフを多用した外観・内装は経年変化を起こしにくく年月の経過とともに風格を増すからだ。風格を増した外観・内装は見る人に好印象を与える。これは将来、中古で売ろうとするときに有利になる。つまり、資産価値が保たれることになる。

中古で売る気がなくても、それらが美しいと居住者は住んでいる間、ずっと気分がよい。

「ルネグラン四天王寺夕陽丘」は、住人にとって財産となる外観、エントランスを備えたマンションとなる計画である。

インプレッション4——住戸内には、居住性を高める工夫が多い

「ルネグラン四天王寺夕陽丘」は、住戸内の工夫も多い。地上14階建て全61戸は、2LDK〜3LDKのファミリータイプとなり、住戸バリエーションとメニュープランが豊富。

バルコニー側の柱を室外に出し、有効面積が大きくなっているのも間取りの特徴だ。

住戸内設備のレベルも高い。たとえば、全戸のバルコニーに外部水栓が付く。南向きのバルコニーは奥行1.9mもあるので、鉢植えを育てるなど用途が広い。そのとき、バルコニーで水が出るのは便利だろう。

キッチンには食器洗い乾燥機が標準設置となり、カウンターは天然石よりも高価なフィオレストーンを採用。24時間いつでもゴミ出しができる方式を採用されるなど、居住満足度を高める工夫が多い。

天井高は、一般的な2m40cmより高い2m55cmとなり、窓には遮音性を高めた「T-1サッシ」(複層ガラス入り)が採用される。静かな場所なので遮音サッシは不要かと思われるが、万一にも安眠を妨げたくない、という配慮だと考えられる。

見た目の質が高いだけでなく、生活の質を高める工夫も多い。それが、ルネグランの品質基準とよべるもの。「ルネグラン四天王寺夕陽丘」は希少な場所に建設され、目立つマンションになるはず。多くの人が憧れる場所にふさわしい建物となる計画なのである。

インプレッション5——両立しにくい要素を併せ持つマンションである

昭和の時代、マンションは「駅への近さ、買い物の便利さがあれば、それだけで十分」とされた。利便性が第一で、それ以外の要素——例えば、住環境のよさや建物の見栄え、設備のよさなどは多少劣っていても問題なし、と考えられたわけだ。

ところが、今は考え方が変わっている。

都心部に近く、駅にも近い便利さは今でも大切。しかし、それだけでは不十分。駅に近くても、住環境は良好であって欲しい。建物の重厚感、住戸の広さ、設備のよさもあきらめたくない……購入者がマンションに求める要求が増えているのだ。

しかし、「利便性の高さ」と「住環境のよさ」は、両立しにくい。駅に近く、便利な場所はビルが密集し、開放感や日当たりのよさが求めにくい。住環境が劣ることになりやすいわけだ。

一方で、住環境のよさを求めると、駅から離れてしまうのが普通。すると、利便性が劣ることになる。

その点、「ルネグラン四天王寺夕陽丘」は、二つの要素を併せ持つ立地といえる。駅から徒歩4分で、大阪を代表するビッグターミナルも身近。利便性が高いのに、マンション周辺の住環境がよく、全戸南向きで日当たり、開放感の魅力も備える。

こういうマンションはなかなか出てこない。まさに、希少な事例である。それこそが、「ルネグラン四天王寺夕陽丘」の最大の特徴といえるだろう。